3月の注意喚起【ICLアフィサイト注意】
こんにちは、北沢です。
昨今のICL業界では、偏った情報を流し利益を得ようとする業者やアフィリエイターが跳梁跋扈しています。そこで定期的に私の方で注意喚起を行い皆さまの健康を守ろうという企画を始めました。3月は以下の1件についてピックアップします。
marry
女性向けのブログ「marry」にICLの記事がありましたので拝読しました。
記事はこちらから読めます。https://marry-xoxo.com/articles/15799

ICLの概要から始まり、メリットデメリットや手術の流れが書いてありました。デメリットはやや不足感が否めないものの、全体的にしっかり記述しているなというのが私の第一印象でした。
とくに視力が悪いことによる体験談は共感できる部分が多く、その流れでICL手術を決め、実際に手術を行うという流れは自然と腑に落ちました。
しかしながら、この記事に隠されたある事実を発見してしまいました。
品川近視クリニック激推し
文中には品川近視クリニックのリンクが不自然に何度も出てきます。その数は3回。同クリニックはアフィリエイター御用達の高単価アフィリエイトプログラムを展開しています。品川近視クリニックのリンクがただあるだけでアフィと決めつけるわけにはいかないので調査します。


やはりありました。UTMパラメータ=アフィリエイトリンクです。
このことにより、感動を誘う当該記事は、実はICLのアフィリエイト目的の記事だったということが判明しました。
しかしながら、それ以上の驚愕な事実を見つけてしまいました。
品川近視クリニックで手術を行ったとは一言も書いていない
記事中で何度も品川近視クリニックを推奨しているのに、そこでICL手術を行ったとは一言も見つけられませんでした。
つまり品川近視クリニックで手術を受けていないにも関わらず、品川近視クリニックを推奨しているという矛盾した内容になっているのです。
自分が受診もしていないクリニックを人に勧めるなど、あってはならない行為です。ましてICLはリスクの塊。アフィリエイト以前に倫理観が欠如した当該行為に対し、私は強く非難します。
誤った情報を流している
また、記事中にICLを勧める理由として次の文章を発見しました。
眼内コンタクトレンズは角膜を傷つけることなく、…略
角膜にメスを入れて傷つかないわけがありません。これは明確な間違いです。このようなデマを流してアフィリエイトリンクに誘導するのは悪質だと断言します。
まとめ
アフィリエイターの方はこうした行為を慎むべきです。共感を誘う記事を書いているだけに余計悪質に思えます。
皆様もどうかお気を付けください。
昨日icl摘出しました。ど近眼人生辛いけどicl人生問題から逃れたかった。金ドブ人生です
>>あどらさん、コメントありがとうございます。
レンズを摘出したのですね。手術、お疲れさまでした。差し支えなければ経緯などお聞きしたいです。ともあれ早い回復を心よりお祈り申し上げます。
手術の翌日、結膜下出血になり白目が全部赤くなり、やらなければ良かったと思いました。
今までの人生でなったことがなかったので。
しかし後戻りは出来ないので我慢していた。
日焼け止めがしみて一日中号泣するようになった。
それまではしみたことなかった。
24時間コンタクトレンズをつけているような違和感、不快感そして不眠、様々な不信感によりこのような結果となりました。
>>あどらさん、返信ありがとうございます。
拝読しました。それは、非常につらい状態でしたね。眼の異常がずっと続いていて痛みと不安で大変だったと存じます。
異物を取り除いたことで眼が自然の状態にだんだん近づいていくと思います。一か月後には目の状態が落ち着くかもしれません。それまでの間、感染症やケガに注意しつつ、どうか安静に過ごしてください。
私自身も経験しているからこそ、あどらさんの心中が痛いほど理解できます。健康と大金を失い、将来へのリスクを高めるだけとなり悔しい気持ちでいっぱいでした。いまでも悔恨の念にかられています。でも、なんとか人生捨てないで生きていこうと思います。
よろしければ経過・状況などまたコメントいただければ嬉しいです。もちろんそれ以外のことでも大歓迎です。
一日でも早い快復を心よりお祈り申し上げます。
ありがとうございます。
摘出からもうすぐで三週間。
異物を入れていた時は、何故か不眠症になり、眠たいという思いが一切なくなり、だけど朝は早く起きねばならないから、睡眠薬で無理矢理眠る人生でした。
しかし、異物を取り除いてから、自然に眠たくなり、睡眠薬飲まないでも眠れるようになりました。
何しても眠れなかったのに、睡眠薬をやめられて良かったです。
>>あどらさん
不眠症が改善にむかっていて良かったです。安心しました。
目は脳に最も近い器官ということがあるため24時間ずっと脳にストレスを与えていたのでしょう。一か月経過すれば目の状態も落ち着いてくるとは思います。
今後のことを検討するにあたりセカンドオピニオンのために検査データを受け取ることをおすすめします。私の場合、クリニックが倒産して回収不能になりましたので、ICLと身体に関するデータは確保しておくと良いと思います。
今後、心身ともに良くなっていくことをこころより願っております。
“手術動画提供で現金” メーカー側 レンズ売り上げ確保目的か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220601/k10013653551000.html
ネットに眼内レンズの悪評がない事の合点が行きましたね。
>>フレイさん、コメントありがとうございます。
記事を読ませていただきました。これは衝撃ですね。クリニックだけじゃなくメーカーも悪事を働いていたとは。
他の方にも読んでほしいのでさっそくTwitterでシェアしました。
https://twitter.com/ICL_danger/status/1532696903007162369
情報提供ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
眼鏡やコンタクトを買うときは度数の調整をしながらお試し期間もあったりして買うのに、ICLもレーシックも出たとこ勝負とか怖すぎます。そして、レーシックもICLも遠方視力しか測定しない。近方視力や動体視力、深視力、コントラスト、ハロ・グレアがどうなるかなんて手術をしないと全く分からない。こんな手術を眼科医が推進するのはおかしいです。レーシックやICLをしないも失明するよと言われればやりますが。
>>黒ごまさん、コメントありがとうございます。
まったくその通りですね。視力測定でCマークや平仮名が読めれば手術成功になってしまい、それ以外の状態についてはノータッチです。
「見える」ということで大事なのは遠くが見えることだけじゃあないんだなと改めて思い知りました。
北沢さん、はじめまして。
ICL失敗というつらいご経験を、ブログに書き起こしてくださりありがとうございます。
概ねすべて見ました。おかげさまで、ICLを受けるか踏みとどまって考えています。
北沢さんは、代○山アイクリニックの五○嵐先生をご存知でしょうか?
2022年6月にできたクリニックで、唯一のドクターの五○嵐先生は元山王病院アイセンターのドクターでICLエキスパートインストラクターです。
少し割高ですがサポートが手厚そうでここで受けようかと思っていたのですが、北沢さんのお話を聞いてICLエキスパートインストラクターでも全く安心できないのだなと思いました…。
YouTubeでプロモーションをたくさん打っているのと、てん○むが紹介していたというのが心配な点なのですが…。
北沢さんはなにかご存知なことはないでしょうか?北沢さんに聞けばなにか情報が得られるんじゃないかと思ってお聞きしたいです…。
ICLエキスパートインストラクターはいないが施術件数が多そうな○川近視クリニックや、ICLエキスパートインストラクターの清○先生がいる○王病院アイクリニックでもなにかご存知なことがあればお聞きしたいです。
一方的にたくさん質問してしまいすみません。ICLを受けるか本気で悩んでおり…。ご尽力いただけると幸いです。何卒よろしくお願いします。
>>増井さん、コメントありがとうございます。またすべての記事をご覧いただき重ねて御礼申し上げます。
以下、回答になります。
I医師の情報は無いこともないのですが、個別具体的な話になると法的リスクがあるためお察しください。
S医師については不明ですが、私とS王病院との関りはお伝え出来ます。私がICLを受ける前、旧神戸神奈川のほかにS王病院でICLを受けることも候補として考えていました。しかし、S王病院の眼科の受付担当者がICLという手術を知らず、なかなか受付が進まなかったこと、そしてS医師の診察を受けるためには事前検査の段階で紹介料別途1万円を払わなければなりませんでした。これらのことから一旦S王病院は保留にした、という経緯があります。
以下、二つの私見を述べます。
①コメントを拝読した印象として、増井さんは「ICLエキスパートインストラクター」という肩書に信頼性を感じていらっしゃるのだと拝察しました。
その肩書の出所はスターサージカル社なのですが、認定医階級制はスター社にとってのブランディング戦略の一つです。
まず下記の記事をご覧ください。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220601/k10013653551000.html
この記事からスター社はレンズの売上確保のためにコンプライアンス違反を犯していることが分かります。
上記を前提として以下、話を戻します。
スター社が認定医階級制にしている理由は肩書付与による権威付けです。眼の手術は患者がとても不安を覚えるので「業界の権威」に手術を託したくなるものです。ここで大事なのが「ICLエキスパートインストラクター」はマーケティング上の”作られた権威”だということです。決して医学会の権威ではありません。まとめると、その肩書は患者の不安を払拭して手術件数を増やすためのブランディング戦略、ということが私見の一つです。
②増井さんはブログ記事をすべて読んでいただいているので私が伝えたい意図を感じ取っていただいていると思います。その上で私からもその意図をこの場を借りて明文化したいと思います。
私はICLの存在そのものに疑念を抱いています。得られるものに対して失うもの或いはそのリスクが大きすぎるからです。そして私が記事で繰り返し書いている「一度立ち止まって考えてほしい」という真意は「手術しなくても工夫や心の持ちようで変えられることがある」ということです。個別の医師やクリニックの情報はとても需要があるので可能な限り回答しつづけますが、当ブログの閲覧者の皆さんにはまず大前提として上記の意図が伝わってくれると嬉しいです。
今一度繰り返すと、
「ICL手術そのものがマズいのであって、どの医師どのクリニックでやるやらないを決めるのは本質的ではない」ということです。
これが伝わっていなければ私の努力不足です。これからも改善しつづけます。
以上、お役に立てれば幸いです。
北沢さん、お返事ありがとうございます…!
S王病院やS医師について、ICLエキスパートインストラクターについて、詳しく丁寧に教えていただいてありがとうございます。
また、ICLについての意見もありがとうございます。
やはり、ICLは受けるのを辞めようと思いました。
ICLにメリットがあるのは事実ですし、成功した方もいらっしゃって快適に生活されていることも事実だと思いますが、なにより健康が1番だと思いました。北沢さんのように失敗経験を共有してくださった方のお話を聞いて、治すことのできない後遺症を抱えるリスクを取れないと思いました。
医療も技術も進歩しますし、もっと安全な施術が開発される可能性もあります。緊急性のない私などは、そんな気持ちでICLを見送ろうと思いました。
重ねて、つらい経験を共有していただいてありがとうございます。
症状は変わらずでしょうか。
北沢さんの症状が少しでも良くなることを願っています。