ICLレンズ摘出/角膜損傷【クリニックの詐欺の実態】
こんにちは、北沢です。
今日はレンズの摘出手術について書きます。
ICLレンズ摘出を決意
副作用の症状があらわれて半月経ちました。
頭痛と吐き気は毎日。痙攣・痺れ・動悸は5日に1回のペースで起こります。
これだと仕事になりません。仕事に支障が出ることも重大ですが、まともな日常生活も出来ないのが現状。
この症状は手術後から発生したもの。原因はレンズが関係していることが明白です。
もう無理だと判断してレンズ摘出に踏み切りました。医師にその旨を話を伝えると、「あ、そうですかー」とあっさりとした反応が返ってきました。
ICLレンズ摘出手術の情報収集
実際問題、ネット上でICLの摘出手術に関する情報はほとんどありません。
Yahoo知恵袋で一つ二つ質問があるくらいです。
なので手術を受けたクリニックのHPを再確認します。そこには「元の状態に戻すことが可能です」と記載されています。
↓(神戸神奈川アイクリニックHPから抜粋)
ところが、ICL手術の同意書にはこう書かれてあります。
「必ずしも元の状態に戻るとは限りませんが、レンズを取り除く手術を行うことで手術前に近い状態に戻すことは可能です」
↓(私が受け取った同意書の写真)
これは詐欺ではないでしょうか?宣伝のときは元の状態に戻せると謳っておきながら、いざ手術となったら元には戻らないかもしれません、って。ホームページの記載は明らかに誇大広告に当たると考えられます。
もはやクリニックを信じられません。でも摘出するなら、やはり手術を受けたクリニックでないとダメでしょう。
ここは同意書にサインするしかありませんでした。
(追記)
この件は不当表示として消費者庁に通報しました。事態の変化があればまた報告します。
ICLレンズ摘出手術当日
手術日になり再びクリニックへ。
手術の前段階まではレンズ挿入手術と同じです。点眼で瞳孔を開かせておき、直前で麻酔の点眼を行います。
レンズをどうやって摘出するのか。医師に聞きました。
挿入術ではレンズは畳まれて眼球内で展開する方法でしたが、摘出では眼球内でレンズを裁断するらしいです。そして破片を切開した場所から摘出するとのこと。
・・・すごく恐ろしいんですが。
手術開始。
執刀は同じくK先生。
切開がはじまっても全然痛くない。相変わらずライトは眩し過ぎるものの、なんかやってるなーって感じで作業を見ていました。
無痛のまま左右の摘出終了。
所要時間およそ15分。
ICLレンズ手術後の休憩
挿入手術のときと同じくソファで30分休憩。
3種の目薬を点眼します。
再び最強度近視に戻りましたが、こっちのほうが不思議と落ち着きます。散瞳薬がまだ効いているため光が滲んでいます。
これでなんとか副作用が消えてくれと祈るばかりです。
まとめ
以上、レンズ摘出の様子について書きました。
摘出に関する情報が本当に不足している…というより皆無だなと憤りました。これはまだ日本での摘出例がほとんど無いのと、クリニック側が情報を積極的に開示しないことが原因だと推察できます。
もし情報を開示すれば、ICLの「元に戻せる」という宣伝文句が揺らいでしまうからでしょうか。
だから私が公表しようと想い、このブログを開設しました。皆様のお役に立てるならこの経験も無駄ではなかったなと思います。
次回は摘出手術のその後を書く予定です。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
私も同じクリニックでICLを受けました。私も0.02だった視力は1.5ぐらいまで回復し、遠くはとてもよく見えるようになりました。
しかし、強度の遠視というか老眼のようになり、近くが全然見えなくなりました。軽い老眼みたいなものかと思ったら、食事中の箸で持っているものや、買い物してレジで財布から小銭を出そうとした時などもぼけるようになってしまい、もちろん本とかも老眼鏡が必要になりました。
コンタクトを入れればこれまでよく見えていたパソコンの画面も見えなくなりました。
私は朝起きて目がちょっと乾いていたり、日によって強い眼鏡をかけた時のような頭痛みたいなのがあります。
こちらのブログを読んでショックだったのと同時に納得しました。あまりにもネット上には失敗例がないので・・・ですのでとても参考になりました。
私も実は摘出を真剣に考えているのですが、記事を読ませてもらうと恐ろしいですね・・・角膜に傷がいってしまうんでしょうか。ほんとに元に戻せるという売り文句はどこへいったのか・・・という感じです。
摘出手術ですが、追加料金など取られましたでしょうか?私もその方向で考えてるんですが、同じぐらいの額を取られるのかと思うとぞっとします。
>>Queensgirlさん
コメントありがとうございます。
ICLの術後経過を書いてくださり、私自身も勉強になりました。
強い遠視のような状態でいらっしゃるのですね。
さぞお辛いことと存じます。
レーシック被害者のなかでも遠視の症状を訴える方が多いので、過矯正になってしまったのかもしれません。私自身の症状も過矯正に起因するものと考えております。
さて、摘出手術の件ですが、追加料金は掛りませんでした。そのあたりのご心配は必要ないかと思います。ただ、眼球に何度もメスを入れると角膜内皮細胞が減少します。細胞数が限界まで減少すると、将来的に病気治療(白内障など)のためでも手術が不可能になります。そのため細胞数の値がどれだけ減少したかなど、気に留めておく必要はあると思います。
ご参考になれば幸いです。
>>北沢様
ご説明ありがとうございます。
摘出手術には追加料金はかからないのですね。
それを聞いて安心しました。
ただ、北沢様のブログを読むと乱視が強くなったというのと、
その後コンタクトをつけたら頭痛がするというのが気になりました。
私も摘出したらまたコンタクトにしたいと思っているのですが
頭痛はけっこうひどいのでしょうか?
あと、手術後どれぐらいたったらコンタクトをしていいのかとか
先生は教えてくださったのでしょうか?
K先生は手術がメインで検診はほとんどいらっしゃらないので
検診で聞きたくても聞けず、雇われドクターのような検診の先生は
私の悩みを告げても、あー、そういうのは、治らないです、と
あっさりと一言。改善しません、それは、必要に応じて眼鏡かけてください、とあっさり・・眼鏡がいやだからICLにしたのに、これでは
意味がないですよね。
あと、私も光のリングみたいなのがいつも見えます。
夜は特にすごいです。
あとなんかいつも目が疲れている気が・・・
色々鑑みるとやはり摘出のオプションがよぎります。
摘出の手術は希望したらすぐに受けられるのでしょうか?
手術後何日後ぐらいから体調は元に戻られましたか?
長文申し訳ございません。
やっと同じ体験をした方にお会いできたもので、つい・・・
どうぞよろしくお願いいたします。
>>Queensgirlさん
検診に当たった医師もいい加減ですね。
こちらが本気で悩んでいるというのに。
医師側の対応には憤りを覚えます。
以下、ご質問にお答えします。
Queensgirlさんとは違った症状のようなので、必ずしも参考になるかはわかりません。
術後の乱視について
→角膜の形状が変わるので、乱視度数が上がる危険性は大いにあります。
数値で測定されます。また測定結果は書面でもらえます。
術後のコンタクト着用時ついて
→摘出後、1~2週間後からコンタクト可能になります。
ただ、私の場合はコンタクト時に頭痛がするようになりました。
その原因は、術後の後遺症で眼が疲れやすくなったからでしょう。
ふだんメガネよりコンタクトのほうが度数が高いのですが、
度数が高くなったことに眼がついていかない、という感じです。
手術前と同じものを使っているのに、術後からこの症状が出ております。
現在、私はこの状況に大変困っています。
頭痛の程度について
→動けなくなるほどではありませんが、全身に倦怠感を覚えます。
コンタクト外しても2~3時間は頭痛状態です。
それ以降は回復します。
摘出手術のタイミングについて
→基本的に執刀医の予約が取れればすぐに手術可能です。
Queensgirlさんの症状によっても変わるかもしれません。
術後の体調について
→摘出から一カ月後に回復の兆候が見られました。
以上つたない回答かもしれませんが、宜しくお願いします。
光のリング。
すごいことになりますよね。
夜は常にキラキラして、気持ち悪くなります。
いつでもコメントお待ちしております。
[…] 私はICL手術を受けた者としてきっぱり否定します。傷は残ります。その傷のためにドライアイで苦しんでいます。しかも「術前の状態に戻すことも可能」と語っているようですが、嘘は良くないですよ。旧神戸神奈川アイクリニックのICL手術の同意書では後出しじゃんけん的に「必ずしも元の状態に戻るとは限りませんが、レンズを取り除く手術を行うことで手術前に近い状態に戻すことは可能です」と書かれてあります。(詳細はこちらの記事を参照)さらにいうと、私が2010年のころ、レーシックの適応検査のため品川近視クリニックを訪れた時、医師がいうには「角膜は血管がないため完全にくっつかない」と語っていました。(詳細はこちらの記事を参照)これが現実です。こういったサイトはユーザーを誤認させるので大変危険です。皆さん気を付けてください。 […]