手術

レンズ選択とICL手術当日【激痛・吐き気】

レンズ選択とICL手術当日【激痛・吐き気】

こんにちは、北沢です。

今回からは当ブログの本題ともいうべき「ICLの失敗」について書きます。
今日はレンズ選択と手術当日についての回顧録です。

レンズ選択

都内にあるKKアイクリニックに行きました。
国内で最もICLの実績があるクリニックらしいです。

適応検査は問題なし。

次に診察とレンズの選択です。
そのときの医師はクリニックの理事長。
医師「視力は2.0診えた方がいい?」
私「そうですね」
そりゃあ視力は良い方がいいですよね。
医師「わかりました。これなら乱視なしのレンズでよさそうです」
乱視なしなら在庫次第で1週間後とかに手術可能とのこと。

医師との面談終了後、今度はクリニックのマネージャーを名乗る女性職員と面談が始まりました。いろいろ考えた末、手術を受けることを私が伝えるとマネージャーは「すばらしい!!!」と声を張り、立ち上がって拍手をされました。その姿を見て私は一抹の不安を覚えました。

それから数日後、クリニックから電話がかかってきました。
クリニックのマネージャーがレンズの件でお話したいことがあるらしい。
マネ「執刀医のKがあなたのカルテを見たところ、乱視入りのレンズがいいのでは?と言っています」
私「いや普通のでいいです」
マネ「それだと見え方に不具合が生じるかもしれませんが、ご了承頂けるということでよろしいでしょうか?」
私「・・・」
こんな言い方されると事実上拒否できないじゃん。
私「では乱視入りでお願いします」
マネ「費用は10万円アップで手術日は3カ月後です」

10万円も値上がりして3カ月も待たされることに。
これはいろいろ痛いですが受け入れるしかありませんでした。

ICL手術開始

3カ月後。
レンズが入荷したと連絡があり、ようやく手術日を迎えました。
執刀医は世界的に実績のあるK先生。

あらかじめ点眼で瞳孔を開き麻酔がかかっている状態。
いざ診察台へ。

眼はテープや器具で固定されていく。

それから消毒液らしきものを目の周りに塗られ、視界が黄色くなる。

(う、ぐああああああっ!)
ライトで照らされ眩しすぎてすげー苦しい。

切開が始まったらしいけど無痛。

適度に液体を眼にかけられる。

視界が揺れる。レンズが入ったらしい。

畳まれたレンズが自然に展開されていく。
これが超痛い!!!眼の中がパンパンになって吐き気がする。

痛みで動揺して眼球があっちこっちに動いてしまうが、
医師「眼をグリグリしない」
と怒られた。
なんとか冷静になったところで眼の中でレンズが固定される。

最後に切開した傷のなかに液体を注入。
これも超痛い!!!パンパンになる!

左右の手術終了。合計15分くらい。

直後の30分休憩

薄暗い場所にソファがあり30分の休憩タイム。
その間、5分(だったか10分)おきに3種類の目薬を点眼します。抗菌剤と感染症予防の目薬です。

座っている間、心臓バクバク。
あんなに痛いとは思わなかった。

変わった視界

手術直後の視界はというと、裸眼で見えるけど微妙。
・右目の視界が白み掛かっている
・滲む
・リング発生
・視力:左右1.2

術後の診察でK先生に聞きましたが、手術直後なのでそういうものだということ、そして散瞳薬(瞳孔を開く目薬)の効き目が切れるのが左右で異なることもあるので、左右の見え方が違うそうです。

リングは事前に調べたので納得してはいましたが、ここまではっきりと視界に表れるとは思いませんでした。照明を見たら間違いなく視界に浮かび上がります。

↓こんな感じです
ICL手術 失敗

takuroh47さんブログから拝借 ー アメリカ飛蚊症レーザー治療

まとめ

以上、想像以上に痛かった手術の回顧録でした。

こうやって振り返ってみると、
事前に副作用やリスクについての説明は皆無でした。

なんでその時点でおかしいと思わなかったのか。
自分に腹が立ちます。

こんな思いをするのは私だけで十分です。
ICLを検討されている方は当ブログをお読みになってよく考えてください。

次回は副作用の始まりについてお届けします。

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

 

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POSTED COMMENT

  1. かな より:

    私は強度の近視で、眼鏡やコンタクトの煩わしさから解放されたいと思い、ICLを検討しておりました。きっかけは指原莉乃さんの口コミです。しかし田舎に住んでいるため、近くにはICLのクリニックがないので、都内に足を運んでカウンセリングと治療を行うつもりでおりました。しかしこちらのブログを拝見し、思い止まりました。ブログの内容も非常に分かりやすく、また色々と考えさせられました。感謝申し上げます。今も頭痛などに悩まされて、辛い日々をお過ごしでしょうか。手術前の健康なお身体に戻れますように、心よりお祈り申し上げます。

    • 北沢 より:

      >>かなさん、コメントありがとうございます。

      お役に立てて何よりです。
      ブログを続けて良かったなと思います。
      まだまだ不調の日々が続いてますが、諦めず腐らず生きていこうと思います。

  2. さか より:

    こちらの記事を拝見して気になったのですが、手術中って麻酔効いてても痛いものなのでしょうか…?
    他のブログを見ても目を押される感覚があって不快だけれど、痛みはなさそうだったので。

    • 北沢 より:

      >>さかさん、コメントありがとうございます。

      痛いですよ。
      麻酔していても、痛いです。
      他のブログにもあるように、切開のときはそんなに痛くありません。
      でもレンズが展開されるとき、液体を注入するときは激痛でした。

      • さか より:

        >>北沢さん

        麻酔効いてても痛いんですね…
        尚更ICLは辞めておこうと思いました。
        ありがとうございます。

  3. 吉田 より:

    はじめまして。
    関西の医学部の学生で、吉田と申します。
    右-9.00左-6.00と左右差があり眼鏡はけっこうしんどく、
    コンタクトはアレルギーでそこそこ問題があります。
    なので今度、KK品川などではない眼科でiclの術前検査に行く予定です。

    上記の「さか」さんがおっしゃる通り、
    他のブログでは、痛みというより違和感との記載が多く、
    北沢さんのこのブログの表記に驚いています。

    麻酔が効いていたのなら痛くはないはずです。

    なので、痛かったのなら、麻酔が効いておらず、
    感覚神経が”生きていた”ということになると思います。
    すると、神経系がバグります。(過敏症)

    症状は神経系(頭痛)などだけでしたでしょうか?

    麻酔が効いていたら、神経系がバグらず”失敗”していなかったという発想は
    お持ちになったことはありますか?

    • 北沢 より:

      >>吉田さん、コメントありがとうございます。

      私は医療関係者ではないため的確な解答になるかどうかわからないですが、どうかご了承ください。まず術中の感覚は「違和感」ではなく「痛み」でした。また麻酔が効いていたかどうか。これについては効いていたかと認識しています。理由はメスを入れた時の痛みがなかったためです。そして症状が頭痛だけかというご質問ですが、それだけではないので他の記事とコメント欄をご覧いただければ幸いに存じます。宜しくお願い致します。

  4. […] 通常の保険診療のクリニックであれば(よほど変な院でない限り)患者の状態に合わせて治療を提案したり可否を判断するでしょう。本来、自由診療クリニックもそうでなければならないはずです。ですが頑張って集客して積極的にサービスを提供しなければならない自由診療クリニックが、公平に手術可否を判断すると思えるでしょうか?現実問題としてそれは難しいでしょう。自由診療クリニックにとって患者=客の要素が強い以上、やはり状態の差異はあっても積極的に手術を売りにいくのが商売であり、彼らのやり方です。私自身、神戸神奈川アイクリニックの実質的な営業担当とのやり取りで不信感を抱いたときに辞めればよかったと後悔しています。 […]

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